超ひも理論等の研究を行なう。宇宙初期の密度揺らぎによる、宇宙マイクロ波背景輻射の揺らぎの性質を、Wayne Huとの数々の共著論文などにおいて、相対論的に定式化して計算する方法を開発した。この方法はその後のCOBE、WMAPの観測結果との比較から、宇宙年齢やダークマターの存在量、ダークエネルギーの存在を明らかにする端緒となる先駆的な研究である。

カブリ理論物理学研究所(カブリりろんぶつりがくけんきゅうじょ、Kavli Institute for Theoretical Physics、KITP)とは、アメリカ合衆国のカリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB) が擁する、世界で最も権威ある理論物理学研究所の一つである。

1979年設置。2001年よりそれまでのUCSB理論物理学研究所 (ITP) から現行名となる。超ひも理論等の研究を行なう。研究所に多額の寄付を行ったフレッド・カブリに因む。

カブリ数物連携宇宙研究機構(カブリすうぶつれんけいうちゅうけんきゅうきこう、英称: Kavli Institute for the Physics and Mathematics of the Universe、略称: Kavli IPMU)は、数学と物理学の連携により宇宙の最も根源たる謎(暗黒物質など)の解明に挑む、東京大学総長室直属の国際高等研究所であり、研究機関。

2007年10月1日に文部科学省の世界トップレベル国際研究拠点として発足した。発足から10年間は、国から年間5億〜20億円の支援を受けることになっている。

2012年2月8日、カブリ財団より、750万ドルの寄付を受けることを発表する。これにより、4月からカブリIPMUに改称することも、併せて発表した[1]。

10年間。助成開始5年後の中間報告により、計画の変更、中止などの見直しが行われる。特に優れた成果を上げた場合は、5年間の延長が認められる。

相原博昭(東京大学
Alexey Bondal(ロシア科学アカデミー
堀健太朗(東京大学
井上邦雄(東北大学
梶田隆章東京大学
Mikhail Kapranov(東京大学
Stavros Katsanevas(パリ第7大学)
川崎雅裕(東京大学
Young-Kee Kim(シカゴ大学
小林俊行(東京大学
河野俊丈(東京大学
小松英一郎(マックス・プランク研究所)
Kai Uwe Martens(東京大学
松本重貴(東京大学
森山茂栄(東京大学
村山斉(カリフォルニア大学バークレー校)
中畑雅行(東京大学
野尻美保子(高エネルギー加速器研究機構
野村泰紀(カリフォルニア大学バークレー校)
大栗博司(カリフォルニア工科大学
David Spergel(プリンストン大学
杉山直(名古屋大学
高田昌広(東京大学
高橋 忠幸(東京大学
戸田幸伸(東京大学
Mark Robert Vagins(東京大学
吉田直紀(東京大学

宇宙初期の密度揺らぎによる、宇宙マイクロ波背景輻射の揺らぎの性質を、Wayne Huとの数々の共著論文などにおいて、相対論的に定式化して計算する方法を開発した。この方法はその後のCOBE、WMAPの観測結果との比較から、宇宙年齢やダークマターの存在量、ダークエネルギーの存在を明らかにする端緒となる先駆的な研究である。