ブラックホールエントロピーについて

ブラックホールでは熱力学の式と同じようにルジャンドル変換が使えて、表面積をエントロピーと見做せる。エントロピーといえば有限の施行回数で絶対0度に到達することができない熱力学第3法則の基礎となっているものだが、果たしてそうなのか。例えばガンマ線バーストによってブラックホールが吹き飛んでしまうような場合はブラックホールの表面積は減っているのではないか。それとも吹き飛んだブラックホールはバラバラになり重力やエネルギーが減少した「バラバラの表面積が増大したブラックホール」となるということになるのだろうか。つまりブラックホール素としての性質は保持されたまま宇宙全体にばら撒かれブラックホール素が宇宙全体を満たしていく方向になるだろうということだ。