空間座標と運動量は同時に対角化されない

空間座標と運動量は同時に対角化されない。量子力学において空間座標xと運動量pは正準交換関係、

[x,p]=iħ

を満たすために。俗にいう「不確定性原理」で、一般の人にわかりやすいように説明して余計にわからなくなってしまう「位置と運動量は同時に観測できない」というそれだ。つまりどういうことかというと量子力学では運動量はp=-iħ∂/∂xと次元がひとつ下り、ガウシアンが与えられなければただの演算子として正準グラフを待つだけの不確定決定因子に成り下がってしまうのだ。我々は次の行動を決めるときに必ずしも全世界の人の行動を考慮に入れて動向を決めているわけではないのだ。だがそこらへんにある服から小石にいたるまで全世界と繋がってないものは何もないといえる。量子の世界のドーナッツを我々の世界の球面に貼り付けようと思ったら量子の世界のドーナッツを微分して境界だけが残るような◎アニュラスにして我々の世界に貼り付けなくてはならない。かといって我々の世界は地球を舞台とした一つのソリトンではあると思うが我々一人一人とソリトンがどれだけ繋がっているかはわからない。