ガウス分布の式は、
f(x)=e^-x^2/2
となるが、これは図で表すと、
このようになる。
これ(高さ)を密度で表すと、
こんなかんじだ。
これをx,y,zすべての軸に対してプロットして
重ね合わせると、
こんなかんじになる。なんとなく「粒子」っぽくないだろうか。
みなさんは粒子というと、
こんなようなハッキリとした実体を思い浮かべるのではないだろうか。
実際、我々に「粒子」はハッキリ目に映ってるし、我々はなんでも実際にあるものをハッキリと見たいものだ。
だが、現実の量子力学では、こんな描写でさえハッキリ「存在している」とは言えない。さきほどの粒子のように見えた分布でさえこれだけでは「存在している」とも言えるし「存在していない」とも言えるただの数の分布であるのだ。
この分布に対して、「見る目」を与える。それが演算子だ。
そうするとこれが実態をもてるようになる。
これが量子論の基本的な考え方だ。