请告诉我你的微信号。

微信(中国語読み:ウェイシン、英語:WeChat、ウィーチャット)は中国大手IT企業テンセント(中国名:騰訊)が作った無料インスタントメッセンジャーアプリである。「微信」とは、微少の文字数の手紙を意味する[1]。

企画は2010年10月にテンセント広州企画研究センターで始まった[2]。2011年1月21日に中国でサービス開始[3]。同年4月、海外向けに"WeChat"として展開された。テンセントが以前より提供していたインスタントメッセンジャーテンセントQQの発展型として、メッセンジャー機能とソーシャル・ネットワーキング・サービス機能の融合が特徴と評される[1]。海外版であるWeChatではFacebookアカウントでの登録が可能である。テンセントは、豊富な資金力を背景にWeChatの海外展開を進めているとされ、世界的各地に遍在する中国人ユーザーからの紹介も普及の一助になっていると言われる[1]。

WeChatのイメージキャラクターにFCバルセロナ所属のサッカー選手であるメッシが起用され、2013年7月より南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジア地域の15カ国でTVCMが放映された。[4]

2015年2月の同社発表によると登録ユーザー数は11億2,000万人(以降、テンセントは登録ユーザー数を公表していない)。また、20以上の言語版があり、200の国と地域をカバー、70を超える国と地域でナンバーワンのソーシャルアプリであるという[5]。2016年第1四半期における月間アクティブユーザー数が7億6,200万人に到達し、前期比29%増であると発表された[6]。

競合するメッセンジャーアプリ「LINE」や「カカオトーク」とほぼ同じ機能が並んでおり、文字・音声・写真・動画・表情・グループチャットなどコミュニケーション機能を有する[7]。また、バージョン5.0よりモバイル決済機能も追加された[8]が日本では利用できない。

中国語、英語、インドネシア語、マレー語、スペイン語、韓国語、イタリア語、日本語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語ベトナム語アラビア語ヒンディー語ヘブライ語トルコ語、ドイツ語、フランス語をサポートしている[9] [10][11]。

微信支付(英語:WeChat Pay payment)とは、2013年8月から中国で開始されたスマホ決済サービスである[12]。銀行口座情報を登録したユーザーが、微信支付を導入した店舗等の商品やサービスの支払い、もしくは他のユーザーへの送金等をアプリ経由でできるサービスである。

2015年7月、今月中に日本でサービスを提供すると発表し、日本の百貨店などに導入された[13][14]。

ロシアでの通信規制
2017年5月6日、ロシアの通信・情報技術・マスコミュニケーション監督局(英語版)(通称:ロスコムナゾール)は、同社が「インターネット上の情報配信の主催者」の連絡先を提出しなかったため、アクセスを4日に遮断したと明らかにした[15][16]。