スケボーシューズについて

息子がスケボーをやっています。「オーリー」をやりだしたころから靴の「小指の付け根」の部分が穴が開くようになりました。それも1ヶ月足らずで穴が空いてしまうのです。「レギュラー」と「グーフィー」というスタンスがあり、レギュラーの人は「左足」の小指の付け根に穴が開くようになり、グーフィーの人は「右足」の小指の付け根に穴が空くようになります。スケボー自体がボード(デッキ)の表面にグリップ(やすりのようなもの)を付けて靴とグリップの摩擦によってプレイをするスタイルであるため、靴の消耗が激しいです。靴だけでなく、デッキもトラック(シャーシ)もウィール(タイヤ)も大変な荷重と摩耗がかかるためにデッキも4ヶ月ほどでダメになってしまうといいます。シューズについていえば「誰か反対のスタンスの人と同じシューズを履いて穴が空いたら交換すればいい」と言われることもありますが、なかなか同じサイズの人が仲間にいるとは限りません。もしかしたら「スケーターの方で500円で片っぽの靴を譲っていただけませんか?」と言えばトレードが成立するかもしれません。そういったサイトももしかしたらあるのかもしれません。ですが、気になるのが、「友達がいなかったらスケートボードはできないのか?」ということです。バスケやサッカーがメジャーなスポーツで部活もあり、ボールひとつあればあらゆることができるいいスポーツなのは否みませんが、スケボーだってたった10cm地面から離れているだけで、信じられないくらい地面が遠く感じられる「俺の地面とはいったいなんだ?」という重力に対しての根本的な問いを与えてくれる素晴らしいスポーツだと感じています。そしてうるさい顧問の先生はいません。大切な文化だ。だからもし願いが叶うならメーカーはシューズの片方生産をして、片方販売をしてほしいです。そしたら半額で靴を買うことができます。エコです。

エコで思い出しましたが、テレワークも「車を使わない」という意味ではエコだと感じます。JRの利用者が減ることもエコです。雇用を守るのは大変ですが、地球の資源を考えれば「資源が減っていない」ことになります。コロナが流行って我々人間は大変ですが、石油がめきめき減っていくとか、農産物が取れなくなったとか、そういうことでは全然ないし、ヒートアップしすぎておかしな薬を使い出す3密スポーツよりも(ごめんなさい)、今こそスケボーなんかがいいスポーツなんじゃないかなって思ってます。これを見たシューズ業界、木造加工業界、金属加工業界、プラスチック加工業界の方、その他スケボーのエコに興味のある方、是非スケボーの自発的な文化の発展にご協力頂きたいです。お金でスポーツを諦めてしまうのです。いろんな力学を感じられるいいスポーツです。息子びいきなのかもしれませんが、そしてなにより人の輪(ウィール)が繋がっていく、どこまでも伸びていくのを感じようぢゃないですか。