ローレンツ不変量を破った時点でアインシュタイン場とは相互作用しなくなるか片側作用しかしなくなるのではないか。それかアインシュタイン場には「じわじわ入ってくる」ような均一な表面に対しての作用しかないとか。表面はいくつでもあるがあらゆる次元的な表面ということだ。ただ単にローレンツ不変量を破った状態はアインシュタイン場の一般拡張だとは限らない。そうすると持ち去ったエネルギーについて考えたくなるが質量ギャップ問題なんだろうが持ち去った痕跡はどこにもない。なんのエネルギーかはわからないがそれが「標準的な力のあり方」だと考えるのが普通だろう。だって宇宙のエネルギーの95.1%なんだから。2013年までに発表されたプランクの観測結果からは、宇宙の質量とエネルギーに占める割合は、原子等の通常の物質が4.9%、暗黒物質(ダークマター)が26.8%、ダークエネルギーが68.3%と算定されている[2]。ダークエネルギーとダークマターに文字通り宇宙は「満たされて」いるのだから。つまりは我々の体の中さえも。どこかそれでもずっと真ん中を切ろうと漂っている強力なエネルギーを持った塊が真ん中を切れずに際限なくエネルギーを膨張させていく様子が浮かぶ。誰しも元はみな真ん中を切る様子で生まれたのだ。それは植物でも動物でも。エネルギーを放射するハミルトニアンにしてもきっかけはそうかもしれない。あたかも整数的な動きをするがそこに切り口が存在しないとするのは不自然だ。次の階層の量子があるのかもしれないし、はたまたその次の階層の量子があるのかもしれない。我々の体にそのエネルギーが直接出入りしている様子はないが、直接といえば直接的に我々は超光速の世界を普通に考えている。考えているものは既に「ない」とは言えないのではないか。どうでもいいけどそれぞれがそれぞれに自分の都合がいいような超光速の世界を展開していけばいつかはそれはテータプラズマとなるのかもしれない。