恋愛確率

確率も感覚的には最短経路。「通らない」も最短経路。他人のようでいて自分が含まれていない様子。それが気に入らないのかもしれない。私でなければ確率変数は「他人」か。他人がいっぱい失敗してくれるのを見てる。例えばその人の「情報」だとか。どこまでいっても確率には「顔」がないような気がしてくる。つまり恋とは程遠い。反対に今まで恋だったものが恋じゃなくなる。「顔」が「確率」になった瞬間。「顔」を留めておきたい。世界で一つしかない「顔」を。「確率」となった世界とはいったいなんだ。それは「誰かを」犠牲にして「誰かを」選ぶ選択だろう。人を殺めるのは確率ではない。そもそもの問いかけが違うのだ。それは私が正しい「問いかけ」をする確率。そう。疲れてるとき。暇なとき。君に話し掛けた言葉だ。何が私ができるか。何が私はしてやったか。できることが0になる。そう思い切ってしまうことのがないよう。いつでも世界は繋がっている。一つ私の手を離れ。彼の手に渡ったとしても。私が彼女を幸せにできなかったとして。世界は裏返ってしまうのか。幸せになった彼女は。相手が私か彼かの違いしかないのだ。そこは空間の違いが大きく異なるのだ。私か彼かでは。彼女にとって大差なかったとしても。