僕のちゃんとした「おかしさ」へと。「意味」が偉そうに僕たちを見下してるから。

笑い声がはるかはるか僕たちの宇宙の彼方へと。大地は轟き、足元を掬われるようだ。本当の君は叫びたがってたんだ。若い少年の大人の壁にぶち当たったこころには自分をうまく表現できる言葉なんてないから。だけど君はずっと君だった。君は君でいようとしただけだった。おかしいかな。大人が変に思ったのはいつからかわからない。自分を取り戻せたら。このおかしな世界から。僕のちゃんとした「おかしさ」へと。おかしさを許してくれない世界なんて。まるで人間と機械なら機械に分があるみたいだ。そんなの人間じゃないや。お父の世界はいつか機械に飲み込まれたんだってさ。お父のお父は銃口に飲み込まれたみたいだ。笑い声がはるかはるか僕たちの宇宙の彼方へと。大地は轟き、足元を掬われるようだ。俺たちは笑っておかしな世界を追いやった。「俺たちは」「笑って」そうやってやってきたことをいつの日か夕暮れに笑える。「俺たちの時代」を。おまえが笑って悲しいお父とお母の欠けた月を呼んでいた。さよならを言っていた?もう思い出せないくらいにいなくなったお母さんのこころを。おいまた帰って来いよ。言っても傷ついて「意味」が偉そうに僕たちを見下してるから。