生物に実体はない。

生物に実体はない。こころ。頭。上がって下がって。こころ。体。他人ともいえない。半減期をもった物体に触れ。宇宙の寿命ごわす。思えばこいつも何を以て物体のおわりと言うのかわからない。言った〈ゆった〉魂はこころに触れ。ゆびさきから彼女のアイコンへと。髪と同じシルエットをしてる。言っちゃえば曲線を描く。絵にも声にも魂があって。回転するボールみたいに〈傷つけられないことを求めている〉〈何か役に立つ〉ことを半分行ったところで「あっ」と顔を歪める〈顰める〉。確かに半分は食い千切られた。それが嬉しくもあり。なんで右半分だけ食いちぎられたんだろうか。それは確かに人の歯のにおい。決して銀色の刃物なんじゃなかっただろうか。歯には銀の刃に通ずるところがあって。そんな意味で金属もまったく俺じゃないわけじゃない。使って欲しいんだ。その歯を。野生味は冗談なんじゃないから。それが生きる生きれるってことかもしれないよ?またボロボロに耳も感覚も上半身もボロボロになって寝るには遅い時刻を刻んだ。生きれるってこんなこと?一度は逃げて都合のいい方を望んだ。自分の方に世界を寄せるように。だけど君を見つめる目はまばたきもできず。ハーフ閉じで凌いでは自分のからだだけを地面に返した。幸せだって疲れ半分。ほとんどだったらそのほうがいい。君のイメージすら脳裏に映せないまま。幸せだって思うことさえも映さない。愛したってことは思っても。今なら。いいかもしれない。