明確な敵

明確な敵とよべるものではない。怠惰だったり、弱気だったり、面倒ないざこざをさけて保守的だったり。少しずつみんなの中の『敵』が吹き溜まっていって。許されるとか許されないとか。ほんの少し笑い声を上げてはまた省みる。力はほとんど気分の問題で。また一歩進めそうな気になる。それだけでよかった。僕も。戦ってと呼べるほど明確な敵じゃなく。単純にいって愛されたい。叩いてやれるような穴もなく。ただ拠れて正義の嘲笑、やくざの憤り。鼻で笑って誰かは悲しくなった。ただ衰退するのを待った。そうならないように地球に歌って笑いかけて。