肘のプラネットマン権利を売ることができる

間借りした犬みたいに、映り替わらないわけじゃない。持つべき世界を選べない。目に映らなくても、手に取る世界は替わっていく。必要ないのは人間の呼気じゃないか、だから口元が怖くて。でも、どうしようもないよな。なんでかそういうことをやってしまって、安定呼気とはほど遠い。1mmも体を売り渡したくない。それがうまくいくときも、気分次第で突き放されるときも。夜道にトンネルのガードレールを差し掛かる、とびきりの自由を吹かして。