われわれのデータはいつ頃処分するのか

20世紀経って一度も更新されなかったら、か?そして1世紀間アクセスがない。これから1世紀アクセスがなかった消去します、という催告を出す。このようにしていけばその人のアイデンティティらしきものは一目瞭然だ。アイデンティティそのものは1,000年は生き続けるだろう。どうやったって誤魔化すことなどできなくなる。今は「隠す」という作業も懸命にやってはいるが、そのうちワンクリックでその人のアイデンティティは、少なくとも概要は認識できるようにはなるだろう。それを考えたらわれわれの寿命は短すぎたのだ。実際にわれわれのアイデンティティは1,200年は生きるものなのだ。朧げに混ざり合うかはわからない。一体われわれは何を話しているんだろうかすらわからなくなる。オープンにしていることは嘘ばかり、だということは大体の人が分かり始めている。写真映りが良すぎるのだ、表に出される情報は。これは口酸っぱく「私はいい」と言っていることに値する。このために世界が動かされているのだとしたら悲しい。できることならメンテナンスのかからないものがいい。それは何かというと自然なものだ。少なくとも嘘をメンテナンスし続けるのは厳しい。幸せとは程遠いであろう。