ブラックホールを考慮するにあたって、まだだいぶ時間があることが大前提である

核融合や、生存圏の拡大は、銀河外で活動することの大前提であるが、それ以前にわれわれが人間同士の争いで滅びないことも大前提である。それぞれ異なった時間スケールでの大前提がなければ、このラスボス級の消滅問題を解いていくことはできない。なんせ我々は銀河をひねろうとしているのであるから、生存していることが大前提なのだ。いつかこの問題に関してわれわれは共通の認識をもちたいものだ。われわれが独立して銀河をひねろうとしているなら100人力だ。まるでリーマン面の螺旋のように銀河が拡がって伸びていくようだ。われわれはぱっこりとブラックホールの位置を違えているのだ。宇宙際幾何学とはこのようでなければいけない。それがブラックホールに対するわれわれの自由だ。つまりはわれわれの自由がブラックホールの質量を凌駕しているのだ。そうすればいくらでも銀河を引きずっていける。まるで時の砂のようではないか。そうすれば吸い込むもののないブラックホールはどうなるのか。われわれが銀河をブラックホールからすっぽり抜いた場合である。もはや影響を受けることのないブラックホールを外側に置いたのであるから、ブラックホールは消滅したことになるのか。1個のブラックホールと1個の銀河になった。幾何学的には影響力は距離に反比例するので、このまま距離を離していけば影響力としてはブラックホールは消滅する、といえる。