一理ある

誰かが「私が右腕をどこかにぶつけたら世界中で多くの人たちが死んでしまう」という妄想を抱いていたとする。精神医学的には妄想だとする。だけど僕には「一理ある」と思う。逆に誰かがバスケの試合でシュートを外したからってそれがなんだってゆうんだろう。プロ野球よりも甲子園が好きだと言ったら頭がおかしいんだろうか。技術的にはプロの方が上なんだろう。息子が幼い頃、鳥取砂丘に行こうとして結局バスがなくなって仕方なく二人でなんでもない浜辺で遊んだ。それが今涙がこみ上げてくるほど切なく愛おしい思い出だったとしても、あの不思議な情景は戻ってこない。どんなガラクタでも誰かにとっては宝物かもしれない。数学は普遍的な価値を生み出す。数式には一通りの解釈しかない。だからこそ数学が人間を支配した今、私たちは誰かの妄想を妄想だと切って捨ててしまうには機械的になり過ぎてしまうのではないだろうか。そこにはもっと繊細な真に人間的な大切な何かがあるのではないだろうか。あの人をダメなヤツだというようにあなたは機械的でありたいのか。こんな迷いでさえ認知行動学的には数学的な論理があるんだろう。

リーマン面

医者を目指した27歳の僕は一階の住人

部長を目指した39歳の僕は一階の住人

YouTubeには世界のすべてがあると思った僕は二階の住人

世界のすべては私の頭の中にあると予想した二階の住人

右とか左とかずっと悩んでた僕は三階の住人

結局どちらにせよ何処へでもたどり着けると悟った三階の住人

三葉結び目

鏡像と等しくない

ある時はある時を否定する

世界には数学と人間がいる

今日はp進数とトポロジーを覚えたんだ

世界がまったく違って見えたよ

誰かが掘り起こした数学は世界を永遠に変えてしまった

大きな真実の海

海辺で貝殻を拾う少年が

会長

今日はエクセルにデータを打ち込んだ。子供の名札を縫い付けた。目だけが疲れたよ。だけど誇らしい。誇らしい。君よ。家庭は大事にしなきゃいけないよ。仕事に意味を見い出すまえに。何のために働いているのか。わからなくなってしまうまえに。豊かさの意味を。君の時給は安くないから。5万でも安いから。

船の旅。僕たちはファミレスで朝日を迎えた。忘れないでほしいな。僕が忘れたくないだけなんだろうけど。時間が逆流する世界。南の島の春の海。

休むのもいいけど疲れの半分の半分は吹き飛ばせて、半分は君が支えている。「オレの時間が奪われてく」って思うけど、明日机をひっくり返すことだってできるんだ。左遷するクールなリアクションまでが浮かぶ。君がひっくり返せたものは何もないんだと続いていく日々さえも。

市長に議長、知事、総理大臣

偉くもなった気がしなくもない来賓ご挨拶。ネクタイをたなびかせた春の昼休み。デカイ案件を持ちたがるけど本当にデカイ案件って一体なんだ?ちょっとだけ悲しくなったんだ。

市長に議長、知事、総理大臣。動かす金が大きけれど本当に世界を動かしてるのは理系の人。だけどいいなあ色気のある仕事。フラスコを振ってる白衣の人。大好きなソングライター。市長に議長、知事、総理大臣。

子供が明日は弁当だってゆうから少し笑ってみた。後付けの理由であの人を褒めてたんだ。

 

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目も耳も鼻も疲れ果て。つまりはアタマまわりが疲れてる。アタマで処理したからな。歌っちゃいないよ。これは。右手で書き下し。両手でキーボードを打った。最後はノートを叩きつぶしてーよ。忌々しい。仕事ぐらいポケットに入りな。最後は丸めてぞうきんにして捨てられるぐらいにさ。

ヤーブルージーな式と階層になりな。ヤースムージーなリアルとバーチャルになんなよ。

めんどくさかったのは個人情報の打ち込みと仕分け。金と記号の交差点。アイマイにしたら。ヒドイことになるけど。そこをディープラーニングで99.99999(小数点以下5ケタぐらいまで)%OKなら。機械に手放せばいいじゃん。手書きの文書を完全に処理するサイバーレイヤード。ウインドウズ。Mac。etcOS。アンドロイド。iOS。アプリ。アプリケーション。ソフト。アウトプット。

ストレスと圧力と速度

耳に圧力を感じた。見るのは仕事の夢ばかり。できるんだろうか俺に。家に帰れば家事をしなくてはならない。ボディソープも買わなきゃいけないし。子供のワイシャツも買わなきゃいけない。とりあえずこのふたつをやるか。そのかたわらでリラックスしてる家族たちを微笑ましくは笑えない。冗談みたいな発破で圧力を斥けることもできない。あるいはソッチに転嫁することも。

ストレスと圧力と速度。圧力に圧力で対抗することなんてできない。耳の圧力は落ちれば心労に下りてくる。難聴。やっぱ速度を上げるしかないから。心労は脳波に変わる。手当たり次第やってくしかない。靴下のタグを切って。鼻毛を剃って。髪を切って。明日には子供の弁当を作る。理系の人が答えを出してくれるまで。文系の人は今の仕事を続けるしかない。30分だけ桜を見に行かないか。君と僕は二人の兵士ではない。矢面に立つのは交代として。誰に見られるわけでもない自分を少し誇らしく思いながら。立ち止まれば疲れはどっと出るんだ。

RPG

仕事はロールプレイングゲーム。たくさんの仕事を主人公にやらせてますよね。それが自分だったらどうだろう。いやですよね。人生の時間を削りロールプレイング。あなたが本当にしたかったことはなに?

いつしか自分に割り当てられたロール。疲れ切った体に注ぎ込んだビール。誰もが別の世界だけど。そんな街を通り過ぎたスコール。

元気にやってますか?いつか交差した僕らのストーリー。どこかでパチンコでも打ってますか。君は今。仕事は順調ですか。かわいい子どもはいますか。僕を思い出すことはありますか。いつか君はろうそくの火をみてた。僕はそんな君がすきだった。今でもあのころの君があの場所にいる気がする。

いつしか自分に割り当てられたロール。疲れ切った体に注ぎ込んだビール。誰もが別の世界だけど。そんな街を通り過ぎたスコール。