大変なお仕事

左手の人差し指から

左手の小指から

左の舌べらから

背筋を張って

右手の小指の先から

世界が淀みなく流れ

君と二人

桜の公園で

世界のパラダイム

息を吸うように

空に放つ

笑った総理大臣が

笑った最高裁長官が

笑った衆議院議員

世界のパラダイム

息を吸うように

空に放つ

なんて

ずっと好きでいてよか?

愛ちゃんといれて尚輝くんは幸せたい

宇宙の外側についての考察。曲がった空間を真っ直ぐに進む。

われわれが見てる光は重力レンズで曲がって曲がって最後はブラックホールに落ちるのではないか。だとしたら我々が何もないと思っている夜の暗闇も結局はブラックホールを見ているということになる。一番何もないと思っていた夜空が実はレンズ越しに見ているブラックホールだとしたら、逆に我々は一番「何かある」ところを見ているということになる。物があれば光は曲がるが、どんな小さな物でも光を曲げるのであるから宇宙の大きさからすればどんな曲がりでも無視できないのではないだろうか。それが結局一番曲がっているブラックホールに落ちるという予想。宇宙の外側は加速度的に膨張していることが観測されているが、それがブラックホールだとしたらその理由にもなる。重力赤方偏移だと。ひとつの解として。ゲーデル解みたいな。

少年テレポート

ガロア拡大に解が含まれない。思考と感情を結ぶ単純な橋がない。だけど遠アーベル的にもそんなものさえなくても。そこに自由に行くことができたら。そんな道を探してみたい。そんな旅をしたい。そんな音をきかせてほしい。

行ってみたいのは頭のここらへん。また行ってみたいのは頭のここらへん。

物理的に歩いていったっていい。紙に書くことができるならそれがいい。

行ってみたいのは頭のここらへん。また行ってみたいのは頭のここらへん。

押し付け

そこで左が出なかった。子供に勉強を教えたとき。どうして左が出なかった?思い切ってへたな自分で伝えること。ありのまましか伝わらないような左でペンを持つのが普通の空気だったのに。それを壊した。

君のバスケはもっともっと確信に近いな。それは左でバスケすること。そして左で数学すること。

連続印象世界

外からの刺激にボーッとして

自分の意識を漂う

漂う世界とリンクして

再び現実と重なり合う

それとは真逆にスキを見せまいと

現実の世界に意識を集中する

連続印象世界

金と引き換えに自由を捨てた

そんなバカなことあるか

連続印象世界

よくできる自分を一面に据えた

自分はエリートだと苦笑して

連続印象世界

石ころを蹴って蹴ってあの場所へ帰る道を探した

会議は鉄の味がした

椅子に座っている僕はばかみたいだった

会議は鉄の味がした

忘れないでほしいな

会議は鉄の味がした

それだけだよ

それだけなんだよ

少し残って天に昇っていったのは

きっとスープなんだろう

それは床にこぼれてたんだ

だけど僕がもらしたわけじゃない

コーカイが揺らぐ水面に

どんなふうに口をつければよかった?

そうしてスープは天に昇る

握ってたスプーンは鉄だったんだ

顔を映すためだけの

俺はスプーンをひねりつぶした

家族を犠牲にした日々に

そこは相打ちだったかもしれない

でも僕のほうが軽かったな

何十年もじゃなかったから

ふるえのる泡もない

それはひしゃげて曲がったままが僕の心模様

あたまはからっぽのほうがいいんだよライト

事件は会議室で起こっているのよ

空っぽの僕にいろんな空気が流れ込む。蔑むような空気とか。空気を読むような空気とか。染まりたくなくてもそんな空気の中にいる。反射して伝わったあなたの顔の表情。はなしってなんのはなし?ほんとはそんなことばっか考えてるよ。両目でまっすぐ見るかんじ。少なくとも私を見る目じゃないわ。私にかける言葉は耳が痛いからやさしくしてね。そんな都合のいいこと考えてやらしい目で見るなっていってるのよ。あなたを溶かしてだめにした。そんな光景が目に浮かぶわ。彼もまた俺の右半頭の反射に意識を合わせてるのさ。みんなで意識を合わせたら意気投合。そんな背景に身を置いた。戸惑う。戸惑うのを見て戸惑う。考えさせる余地をあげて。位置的な距離じゃなくて。思考の余白。一斉に違う音楽を聴いている。そんな中で本を開いてペンを走らせた。

僕にはこんなふうにきこえたんだ。わけのわからない音楽がなっているなーじゃ済ませられない。考えてみりゃわかるが。それにしても考えてなさすぎる。