事件は会議室で起こっているのよ

空っぽの僕にいろんな空気が流れ込む。蔑むような空気とか。空気を読むような空気とか。染まりたくなくてもそんな空気の中にいる。反射して伝わったあなたの顔の表情。はなしってなんのはなし?ほんとはそんなことばっか考えてるよ。両目でまっすぐ見るかんじ。少なくとも私を見る目じゃないわ。私にかける言葉は耳が痛いからやさしくしてね。そんな都合のいいこと考えてやらしい目で見るなっていってるのよ。あなたを溶かしてだめにした。そんな光景が目に浮かぶわ。彼もまた俺の右半頭の反射に意識を合わせてるのさ。みんなで意識を合わせたら意気投合。そんな背景に身を置いた。戸惑う。戸惑うのを見て戸惑う。考えさせる余地をあげて。位置的な距離じゃなくて。思考の余白。一斉に違う音楽を聴いている。そんな中で本を開いてペンを走らせた。

僕にはこんなふうにきこえたんだ。わけのわからない音楽がなっているなーじゃ済ませられない。考えてみりゃわかるが。それにしても考えてなさすぎる。