頭の中の映像に食い入ってる、それは銀河

もう顔面から食い入り出す。右腕もめり込んでいく。まるで瞑想。ギュウギュウのキャラビヤウ多様体。名付けの世界。ミルキーウェイ。ブランド名で呼び合う。とにかく右腕のオナニストな自撮りの世界。なんでも短縮系で抑揚なく呼び合う。子供にはわかんない。思考の世界。否応なく空に浮かされた。ほんとはぼんやりした目の前だけの世界。まさに銀河の力。ブラックホールの中。もう地球の生物じゃない。胃物、バケモノ。優しいつもりでいた。わかってなかった。地球の、つまりは目の前の花咲く遊歩道、これが地球。これが地球の全てなんだ。