廃棄物の微細化学

廃棄物をただ濃縮して、焼却するでは脳がない。ここでは廃棄物の微細構造、とくに幾何学について考察したいと思う。廃棄物の際、問題となるのはその微細な化学のコンタミネーションによる。もし劇薬だったとしても単一の成分でできているものなら遥かに有用であろう。むしろラジカルの強いものは重宝されると思われる。しかし、ラジカルが強く、なおかつ不必要な化学を引き起こす不純物(なにを不純物とみるかは注目している物質[なにを注目しているか]による。)が含まれることが問題になる。片や一方の物質は不必要な化学を引き起こす。それが廃棄物となっている所以である。我々が微細構造を必要とした際、単一の純物質が必要となるはよくある話だ。だからこそクリーンルームといったものが作られる。微細なサーキットを作っている際、コンタミした金属が大穴をあける。(あたかも隕石が墜落したような。)これでは必要なサーキットが作れない。だが、この金属片が開けた大穴を活用するような微細感光材料を作れないものか。考えてみただけでも3次元的なサーキットが出来上がりそうだ。サガ3に出てくるようなラグナロクよろしく。これを用いたサーキットなど乱数を生成する以外、なんの役にも立ってくれなそうだ。おまけに回路間のスパークもあり得る。どんな不純物生成が出来上がるか、この材料を反応が広がる限り展張してみよう。はたして有用な化学はできたか?ある規則性に沿って収束していくかもしれない。おもしろいのはここで展開される量子力学だ。気泡もあわさっていたるスケールの化学及び物理変化が複雑に絡み合うことだろう。ここでスケールを縦断している変化とはなんなのか。意外と結晶に根差したものかもしれないし、相転移の臨界的なものかもしれない。臨界値をこえないところで幾何が関係しているものかもしれない。これだけわれわれの身近にある(最終的にはそうなっていく)廃棄物なのであるから、さぞかし遍く普遍性をもった変化であるのだろう。われわれの命の根幹というべきバイオを再現しているのかもしれない。そうだ。バイオのサスペンションとでもゆうべき、興味深いサウンドがミニチュア(あるいはトイモデル)というべき展開されていくのだろう。われわれは多くをその知見から得ていくことができるだろう。バイオモデルではあるのだ。廃棄物とは常に。