放射エネルギーをそのまま用いたドローン

ばかげた話だと思われるかもしれないが、ドローンを低予算化するのに、サイクリックなプロペラを省くという手段がある。バッテリーを搭載して、それをプロペラの円運動に変えようとするのは、何かしらのもとにあったエネルギーをあらかじめ電気として蓄えておかなくてはならない。

エンジンに使われるガソリンや、もっといえば核反応なんかもそうであるが、基本的に爆発した反応は放射状にサウンドエネルギーを発散(放出)する。

これをバッテリーに蓄電されるような電気エネルギーに変換しようとすれば、普通考えられるのは回転モーターを用いることだ。

放射状のエネルギーはそのまま放射状に使うのがもっともコストが低い。近距離のドローン移送であれば、(内容物のワレモノ易さは問わないが)一発ロケットのように放射エネルギーを利用して打ち上げてから、翼(よく)をひろげてなだらかに目的地までおりていくほうが、断然にエネルギーコストが安い。