超弦論とE=mc^2

我ながらなかなか魅力的なタイトルだと感じる。超弦論の話を人にしようと思っても「そもそも相対性理論がわからない」というところに人は壁を感じてしまうのではないだろうか。最近は芸人さんでも「アインシュタイン」とかバンドでも「相対性理論」とか、そうでなくてもわかりやすく相対性理論を解説してくれるような動画もたくさん出ていて「偉人」であるがゆえに「変人」だといったようなゴリゴリの壁はなくなって「よくわからないけどたぶん偉人」ぐらいのポップな感じに受け入れてくれる人が増えていると思う。だいたい「俺は偉人だ。」みたいなスタンスは良くないのではないか。ショッピングモールでも「イオン」とかが普通に使われていて我々は「イオン」「アインシュタイン」「相対性理論」などを違和感なく耳に入れるようになった。実際あんまり毛嫌いしないでほしいと思っている人も増えた。

ところでタイトルの「超弦論」を一言で言ってしまえば、みなさんもよく聞く話かもしれないが「相対性理論」ともうひとつの考え方として「量子力学」がある。それでいて「量子力学」は「相対性理論」とあまり相性がよろしくないといった話だ。おおざっぱに言ってしまえば「量子力学」は「確率」で、「相対性理論」は「距離」である。「距離」と「確率」というあまり「同じように計れそうにない」ものをなんとか同じように計りましょうという試みが超弦論だ。

話は最初に戻るが、私も、たぶん他の誰かも「超弦論の話をされても、そもそも『じゃあわかりやすく説明するよ?』って話を始めた「相対性理論」がそもそもわからない。」ところで「普通の人であろうとする」努力を置いてきてしまうのではないか。だか私は諦めない。まず「量子力学」なのだが、これは先ほど話したように「確率」の話なのだ。つまり値としては「1」なのだ。なんとなく「距離」と全然違うものでもないような気がしてこないだろうか。ちょっと話を拡げてそのまま「距離」を「拡張擬距離」にしちゃいましょうよ。そしたらそんなものが現実になるかもしれないじゃない。それとあと置き去りにしてきたもうひとつタイトル「E=mc^2」だ。何度も見ているこれが相対性理論と何の関係があるのか。「E」はエネルギー。「m」は質量だ。ここでだ。話をちょっと変えて1/2mv^2としてみよう。「m」は相変わらず「質量」だとしていいでしょう。問題は「v」なのだが、これを速度としていいだろう。つまり1/2・質量・速度^2ということだ。これを「エネルギー」としていいだろう。つまりE=1/2mv^2。「v」は「速度」であるので「c」としても良いだろう。E=1/2mc^2。さてだいぶ目的とする式に近づいてきたが、両辺を2倍してみよう。すると、「2E=mc^2」。2Eはエネルギーであるので、ここで「2E」を「E」としてもいいだろう。はなから1/2E=1/2mv^2としておいてもよかった。ここで我々はE=mc^2を手にする。我々はなんとなく相対性理論を「ちゃんと説明できないから嫌だ。」と偉い方に偉い方に考えてしまっていないだろうか。まあ俺はこんくらいに考えている。それでいいのだ。以上。パワーワードを使ったお話でした。