ロシアの石油

頼りない。寄らば大木の陰がない。みんなで作った集合体。赤信号渡るための。様子を見て渡り始める。私たちの意識のトーサー。ロシアの石油。考えて渡り。そのまま心地良くなったら。そのうち考えなくなった。そこに一方的な「2」が出来上がる。その「|」には蝕んでくストローのバンドル。一回儲けた金は失えないかのように。だってそれに家のローンを組み込んだ。来月のデートで見栄を張った寿司屋と服を買った。彼女はそんな俺を好きになったつもりでいた。舌先から潰れていく恐怖は。失っていらなかったもんだと気づく。そんな俺はロシアの石油。もう頭の先から爪先まで通り抜けている。誰かが「またやろう」と言ってきたときに断れない。だから寄らば大木の陰を探して。微妙な悪は解像度を増して。バレたくないと「あっ」と思った音を奪う。クロスした線を入れ替える。大物政治家になったつもりで強権を振るった。その陰には泣いているシップスクラーク。シップスクラークは小さな悪を細かく売り捌いた。それがあの飲み屋の代償と。彼女が単純に見てる日の入れ替えと。どうせおさらばして勉強だと思っている。横目で見る「2」の世界。小人のコンピューターの中身はインターセクションじゃないわよ。あなた何のために働いて。いるかってことよ。一目でわかる「2」入れ替えに。何のイケボで何のイケメンよ。粉っぽい天使の表情にいい匂いさして?傀儡国家もありゃしないわ。俺たちは傀儡だから。そう見られているんだ。あの政治家たちに。傀儡。傀儡。傀儡。あなたも。演じてる。仕事に本気だって。赤信号渡る最後の一歩以外は。「あ」って言って話しかけて赤信号渡る。脳の果てまでいい仕事したと思い込んでソファに腕を広げている。紅茶にコーヒーを2粒入れてレモンと柚子をスライスする。まるで自分が出来上がってくように水面を眺めて。対称元のように。積み上がった自分が子供の入学の書類よりも「絶対カシミール元」に残像のように積み上がってしまうのは。同じ仕事のはずなのになぜ。子供の書類の中に絶対カシミール元はないのか?入力作業のように単純な仕事。毎日やっていれば苦痛はない。だが俺は見ていない。子供の毎日の中身を。浮かぶグラウンドの景色はどこか他人気で。それといって勝手に育ってくれることを望む。ある種の老害がここにある。子供たちの中にも言葉を躱すために詐欺に身を投じるような。責任逃れをして美味しいラーメンに身を委ねたい。出来上がったプログラムの打ち込みには魂が入っていないと思われるからだ。誰かの決めたルート。それが永遠と繋がっているなら。いい女演じてその分逆の強引な男を演じる。吐き出す汚い言葉。初めから美味しいものなんて食べられなかったんだ。何を口に入れていいかわからない。下がってく自分の体温に。下がってくオジサンたちのムダな正義の口調のヒートアップをきいていた。ヒートアップして激しく口づけ合ってイッテ終わりみたいな論争に。若い男女も女性が生きやすいも何も忘れている。本人は上品だと思って下品な正義の論調に問題の本質など忘れ去られてしまう。それが積み上げた子供の入学書類と絶対カシミール元の差だろう。子供の入学書類には実体の魂が篭っているが絶対カシミール元にはその輪郭しかない。今。今なんだよ。それを使うのは。ちょっと無骨な入学書類に一度しかないから詳しく覚えられもしない「当たり」の「タッチ」に「エネルギー」の「ラインバンドル」のすべてが迎え打つ。弱い力のようでいて強い圧力のそれを掬い上げるペーパーの指先への空圧を。避けて通ろうとしてまたムダな論調で会議をする。その後には決まってご褒美の飲み会が。かわいそうな子供たちに目のやり場は速い。だか責任までは負えない。種みたいに弱い奴を持ち出して。自分は力に屈していることを笑って忘れる。愚かなラインバンドル。そこに圧力がないわけがない。ただの線だと思う勿れ。線を気にした線が百万本にもなって女性が笑っている。悲しいかな。体の中の圧力が思い出させる。画面を眺めていてもこの圧力とラインバンドルは飛んでいく。