一人でお祭りにいく

なにもない空間でぼくら出会って。犯罪があるわけじゃない。なんのはなしをする?一人でお祭りにいくような。ことわることがめんどくさかったような。それでもりんごアメだけが僕らをつないだような。夜に身を隠す。昼に買い物をする。そんなりんご飴を求めてぼくたちはどんなアクセスを?見られた瞳で。美しいの?としをとっているの?今際を塗ってあるく。そんな目がかわいいと。厳正に降り立った死神みたいだ。なんでそんなに林檎飴が食べたいと?どうせ3,000円もつかって。顔から衣装が生えたような。それでも人からみたらなにもないようであって。食べたいのはりんごアメとやきそばとジャムときまってる。白い太陽が上る中で。赤いくちびるが屋台骨を交差していく。喧騒はまるで逆再生。においにも見紛ないアジアの夕暮れ。いや昼間か?カンカンだったか?煮えたぎっていたか?サリーと飛び出す女性の劇は。エキゾなよう。エグゾーストなよう。べつになんのかっこうでなくてもいいじゃないか。そんなアジアのまちに人目を着せられてるんだ。一人でいかないところは人ともいかないわけだし。