雅-miyabi-

がんばっても報われず、あきらめて優しさを失った。なぜ背中を丸めて生きているの。愛されたい、笑いたい。吐いた言葉はドス黒くて、ともだちのゲロを片付けているようだった。ほんとは言いたい事、ほっとくみたいにきいてくれるかい。あの人はともだちがほしくて、あの人は恋人がほしいみたいだ、なんてことを。

守られている。私は小さく、声もない。外の世界なんてものはここにはなく、果てしなく今が続いていく。あの恋人をみて評価されることもない。