市長が言った。「私がどんなテンションで市民から話しかけられると思う？」政治家に必要なのは体力と心。社畜より全体畜がいい。社畜だって残業しながら全体の幸せになるって考えてるんでしょ？それでたまに社畜は社畜でしかないと思い知らされて絶望すんだ。左が右に折り重なり窒息してんだ。右足が短いから右に折り重なってしまう。息が止まってしまう。土踏まずに潜り込んだみたいだ。もはや30度内側にひねられ。なんとか柔らかく踏んでさ。呼吸を続けたい。その先に何があるの。市長は駆けずり回って心。心。心を奪い合う。思うだけかもしれない。一年二年と駆けずり回り。三年四年と駆けずり回った頃。何を思う。五年六年と駆けずり回りたい。そう思うかもしれない。だったら僕たちは僕たちの意見を最大限に主張したい。取捨択一するのは政治家だから。いや僕たちの心も一つだろう。全体畜。その中に忍ばせた個人的な思いも。そうじゃない思いも。受け取って読み取って。ブラックホールだかなんだか。
