シンギュラリティー乙女

泣いたり笑ったりしてた君が。若かった頃の恋なのかはわからない。恋はいつも若かった頃のものになるから。バカばっかりだった。君も同じくらいバカだったかはわからない。偉くなってそれでも言い合えるかはわからない。だけど懐かしいのはあの感触。別に抑えてたもんなんてなかった。今だったらもっとこうしようとか思うけど。できるかはわからない。どんなキスをしてた?ちょっと訝しいけどそんなものオマケのものだったかもしれない。思い出すのは大して実らなかったけどあのキス。悲しいキスだ。きっとうまくいかなかったに違いない。だからあんなにまぶしい?目を見開くような感触で。どちらかの気持ちが傾いた時には片っ方はうざがるんだ。ほんとう笑っちゃうよね。その声の出し方。半分恨み節。アンシまで言い掛けてンはすごい圧力で返ってくるんだ。超フラストレーション。うまくいった試しがない。それを知ってなんだってゆうんだけど。未だに解決策は見あたらない。楽しい。美しい。びっくりするような高層ビルの素朴な景色を見た。たまに思い返さないと「概念」に飲み込まれそうになるな。赤とか白とか。そうでないものなんてみんな持ってるじゃないか。誰ぞやのいつぞやから「うんうん、こうでこうなわけ」と自分を納得させるのが上手くなったんだ?ってこれも恨み節。それでまとまってるんならいいじゃんかよ。どうぞ俺の一欠片も纏って強くなってください。最後にはそうして捨てられる。不要になる。わかってるしそれでいいと思ってたじゃないか。どうせ何も残らない。残ったのは自己修復して肥大しつづけるシステムだってまさにシンギュラリティー。それは乙女。あなたのことだよ。気持ち悪く成り下がり続けるオジサンにはなりたくないもんだな。かわいい仕草をいくつアッパースペースに放って。器用になりすぎた消費される初見さん。消費しないことを覚えてみようか。そのうち目なんかも動き出す。カップをマジマジ眺めることにも課金して。限界ヲタクなんて気もしれないけど。気づかず歩いてる人もチューチュー吸われる。俺は全体をどうやって何に変えたい?できれば結節もなくスムーズなものにただ「対流の加減」なんだよなあ。「段差をハンパなくしていける」ってだけで。「外の世界」はその「段差を体表にしただけ」に過ぎない。のかなあ。新鮮に段差のインシデントはある。どの部分で弾ける。また頭で思い描いて地続きだった世界が割れていく。お金のためになんでもするじゃもうお終いの時代だこれ。エネルギーを越えてどんな幾何も取り得る時代を。フォノンエレクトロンー無限ポール・インターラクションからイマジナリー0テンプラチャーのシンギュラリティーを越えて。呼吸が密やかだって生きてたカイコの人間の殻を破って。呼吸が密やかだって姿のC^∞を。吸いこんだ空気に見える景色に顔を上げながら景色だってC^∞*∧。