呼吸が密やかだって

呼吸が密やかだって。この街の人々は。わかんないように息を吐き出し泉に顔を映す。包まれるように浮かんだ滴はサナギのように呼吸が密やかだって。吸いこんだ空気に見える景色に顔を上げながら景色だって変わっていけたらいい。それはもう息を吸いこんだ速度で。僕のかわりに息を吸いこんだ景色が。滴の宇宙。ああ。自然に息が吸えたよ。ああ。ドアも山も吐き出した。もう一つ何を吐き出そう。今在るものを。どう変えていこう。そう思うほど僕はまだ呼吸が上手じゃない。泉を吐き出すほど。僕は風呂にでも入ろうか。与えられたもんだった。この地球を引きのばした。火星を引きのばしたら風呂になるのかな?もう付き合いもやめたい。そういった君をおもい出す。それにつつまれてるから。また一つ。呼吸が密やかだって。誰かの泉に飛びこんだのかな?誰かは出入りもできないように。またひとつ社畜と紐を生む。都合のいい言葉だったらもうやめな。イケボだカワボだって紐なんだから。だから呼吸が密やかだって。なにもかわらないさ。着飾ったって。ゴミはどこに捨ててんの?って思っちゃう。どんな言葉もなく抱きあえた。映像だけが染み込むふたりの部屋では。少しずついきてきたのに。あなたがめちゃくちゃにした。嘘よ。背負う腕を伸ばして。いじめられたかも。もっと抱いて。どうしてこうなっちゃうの。私はあなたのものだから。ああ。今。今ね。狂おしいほどあなたに抱かれて思った。お腹が空いた。喉が渇いた。指輪を取ってみせて。爪を切って指を引っ張って。そのまま、ねえまた。言葉を失うだけに。お腹が痛い。そうか。大抵の人はキスなんて無理矢理で。最初のタッチを通り過ぎればあとは抵抗に身を任せてるに決まってる。そんな意味でポイントだけ外れた世界に収束しながら。あなたからのキスを迫られるなんて思ってもみないな。きっと2回目3回目の悪戯なもんだろう。そういって1回目のキスも果てまで置いてきたもんだったりする。今話す言葉なんてどうせ得意料理についてのことなんだから元々持ってたもんなんて適当に売り捌いてたもんに決まってる。つまり囲っていた愛の方が本物であったかどうか。やっぱり全然関係のないものじゃないんだろうけど。昔よりは真実のキスが増えてきた気がする!確かに。逆に割られた方のキスなんて受けたことないけど。なんかふつうの生活と大して変わらない気がする。無理矢理割ってこようとする輩が少なからずいることだけはわかる。一目で。チョロまかしい。線がチョロっと出てる。あぶねえ。「それは小さな釣り針だった」とか。それがサーキュレーションしてるのが○だったりとか。バカバカしい。それ以外のもんだったとしても「二人の間」ってのはだんだんなくなってくもんでは?それにしても「頭」ちょっと求められてたりとか。おれはなに求めてる。だったとしてもかわいい女の子であることにはかわりはない。小さく折りたためられてた「頭」が展開していく。「有事の際には」そんなかんじで。ここでいう頭とは「人に対して」のもんだろうか。銀河に向かってくもんだったとしたら心配でしょうがない。コミュ症が原因なんだけどコミュ症の原因には実力不足がある。それは見た目もだよ?イケボと真顔で払おうとしたって。弱いとこ見えちゃうし。かわいさありあまった顔にキスしたって。年寄りが加齢臭ってゆうなら「若いから加齢臭がしないだけ」になっちゃうだろ?そう。ゴミをどこに捨てたって話。かといって君をシワだらけの顔にしたくないし。難しいね。難しいよ。でもバカなキスってあるじゃん?ハデなだけのドラマでやるやつ。まるで包装が過剰なちゃちなおもちゃみたいに。真の実力とは「知らない」と言い合えたら。「はりぼて」だって告白しあえたら。顔を笑ってそんなこと言い合う。そんな「人を選んで」た気がする。「いい」なんて言われるはずがない。だって僕が望むのは「ちょっとグレードが上な」「できれば僕もちょっとグレードが上だって思われたい」そんなで。結局は誰かの「顔真似」をしている。「自分とは違う顔」が見えている「向こう側から見た景色」を「僕は見ている」「そのイメージの中で輝いて」「目が完全にイッちゃってるから」それは。とても自分で自分のことを受け入れられない、と。何度やっても鳥肌立てられた日から。だから熱いお湯に触れるみたいに「手」だけを『センサー』みたいに向けてきた。わからない。受け入れられてくれるか!くれないか!わかったのは「まっすぐ見た真顔のイケボ」が「僕に出来なかったこと」そりゃそうだ。相手は僕を見たいと思っていない。「み、見て」それだけなんだ。べっとり床に吐き出された精子みたいに。それが言葉なんて言わないでよね。コミュ症で話しかけられなかった。ほんとうに必要なことを。だんだん話しかけなきゃと思って。話しかけられなかった必要なことをダメになる光景が浮かんで。話しかけなかった言い訳を探して完全に自分を正当化した。もう頭の中には正当化した自分しか残っていない。コミュ症なんだけど相手が悪いんだ。そう相手に正論を述べて堂々としてる自分を思い浮かべる。むしろセリフを声に出していってみたりする。うまくいって、ふふと笑ってみたりもする。人が言った言葉の勢いに便乗していってみたけど。ほしいのは「理由」なんだ。麻薬みたいにこのおかしな上記のような状況に「イエス」といってくれる。「我々はわるくなかった」そういいたいだけに動いてる様子をあまり気にかけたことはないが見てた。それも「私」ではなく「我々」なのだ。収拾がつくはずがない。「責任を取らないために」この世界を回してる。ちょっとまてよ。イケメンじゃなく「なおかつ年をとって」たらもっとすごいじゃないか。どこで息を吸えっていうんだ?「これが正しいです」なんてゆうまともな説教は聞きたがらないし、まさに積み上げてきたもんがそれなんだけど。いかにせ汎用性に欠けるんじゃないか。つつしんで俺のために安全なジュラシックワールドを作ってくれよ。「つつしむ」の意味もわからないよな。「なくなった感情」はどこへ?俺はジュラックスを切り刻んだわ。問題はある。「年寄り」の問題もある。「しゃべる以外のこと」をやりたがらないことに。それもいいんだけど「全部を繋げた世界を見せるような」話をしてほしい。感情の吐露だったとしてもそれだったら許す。むしろ感情の吐露にほど近い。てか嘘吐くなってことだよ。美人見てコッチコチになってる有り様で。