ニトリと航空機設計

ベトナムニトリの家具を作る作業員の給料は月給3万6,000円ほどだそうだ。工場による作業は日本の東芝あたりの電車のエアコンを作る工場のシステムと大して変わらない。自動車整備工場であれば組合を作ってもっと日本であれば同じ労力で30万、40万といった給料を貰えるであろう。社員食堂を完備しており、寮や育児保障なども整備されている。我々はニトリでその家具を買っているといえる。基本的にCADで図面を作ってマシナリーを動かし、木材を切削する様子は航空機製造のそれと大して変わらない。もしかしてこういった企業が航空機製造などのもっと付加価値の高い、応用範囲の広い(それを身に付けた者にとって)ものにステップアップしていけば、ベトナムとて3万6,000円の給料でもって日本の3万6,000円と一ヶ月の交換条件を結ぶ必要もないだろう。ある程度CADを作って工場で製作、組み立て作業をする流れはどの機械製品であっても変わらない。違いといえば動力学に対してもっと必要な偏微分方程式が増えるだけだ。CATIA V5-6Rなどの高級なCADが必要になるというだけであろう。素材自体にも必要な強度や弾力性が要求される。こういったことは必要な木材の選定にも含まれているのであって骨格としてはマシナリーの必要な精度、センサーによって得られるものであろう。これらはやはり宇宙技術のジェームズウェッブ宇宙望遠鏡、欧州素粒子研究機関や、もちろん日本のハイパーカミオカンデ、ワールドテレスコーププロジェクトなどの発展によって得られる。動力学的統計的な多体計算などは気象現象、動的な宇宙天文学などによっても計算性能を計ることは可能であるし、第一原理によって計算するのであればマイクロマシナリー、ナノデバイスでもってそれを計ることもできる。つまり必要となってくるのは適応されうる超弦論のバリエーションであるし、どの天体計算にナノマシンのデバイスが含まれているかはわからない。つまりは使う人次第で必要とされる弦理論、保型形式、リー環、モジュラー形式、タイヒミュラー形式の応用は変わってくるのである。にも関わらず流体としては形式の違いに依らず、「流度の同じものは同じ流体」として扱われているのだ。