【一つの石】といったときに、通常はそこら辺に転がっている直径3センチぐらいの石を想像するだろう。ところがこれが火山の石となると、それは【一流れの溶岩】ということにでもなるだろうか。こういった場合、einsteinは【広がっていく一枚のシート】のようだ。同じように我々はシリコン有機物のシートを用いることもある。Si-O［シリカケトン］を骨格とした鎖状シートだ。【一つの石】はこのように世界に境界線をもたないものだ。客体でもなければ我々との境界線もわからない。つまりは同じように生命も感情も痛みも持つものなのだ。そう思えばガサガサと無慈悲にショベルカーで持ち上げては捨てるためのものでもないだろう？
