証拠を提出することについて

裁判で証拠を提出するのがすでにつらいときもある。とくに女性はそうだ。どれだけの人がまるまって嵐が過ぎ去るのをまって。記憶をなくしたように暮らしているか。私はやっている。やっていない。やさしさとは人に知られたくないものだ。そんなような生活がしたいからこそ、人と人とやさしさでつながっている。証拠を出すことでそのやさしさがプツリと崩れ、自分が望んでいないいったいわないの、他人には手に取れる、しかし自分の実態からは切り離されて、舐めまわされた、他人本意の、これこそが人の、いった世界を欲している世界になる。大事な人を守れない、人間不信に陥った世界で、証拠を提出する。いろんな人がそれをみる。加味され、望んでいない質問をされ、それでも守りたいものはなんだったか。相手の不正を正しく評価されていないこと。控訴人の評価が正しくなされていないこと。