逆化学の途中で

自分の世界の住人になる人。その基準で恋はできない。ふさわしいとかふさわしくないとか。なにかしてあげられるだとか。単純に体を求められている。俺もそうでいたいけど。逆化学なんて。まだ全然笑ってないや。とりあえず自分の世界地図を拡げてみて。なにが必要かを逆算してみる。光速を超えることがまず必要で。そういえばいて座A'のブラックホール。どうやって撮影したんだ?銀河は130km/sで回っている。逆化学をやっているからってユニフォームな今の金(価値観)と全く無関係というわけではない。現に恋したいと思ってるわけだし。やさしい目で見ている自分。で体はまるで売り物のように。そうでもない。現にフライトにも別系の生活にもたえられるような体力も設計力もない。まだ設計に必要な材料すらわかっていない。175だ6だといってるような人の世界の忙しいお坊さんの体力じゃない。この際、何人でもかまわない気がしてくる。一緒にフライトと別系の笑いながら人が住める世の中を作っていけるなら。ただそこで言語が違うってすごいな。こっちはここでは微妙な日本語のニュアンスを伝えようと浮かべるような日本語を話してるってのに。Yes,sure,Ah-haと話しかけられたら「ああ。やっぱどこいったって宇宙って俺のもんじゃないんだ」って思っちゃう。逆さまの宇宙でコミュニケーションを試みる俺。いまマインドの中で理想の出会いがあった気がするよ。それは唐突で。ぶっきらぼうで。ちょっと迷惑な出会い。ステーションホールを延長してる快活な女の子。まるでボルダリングみたいに。