他惑星シミュレーション

他惑星に関するデータを収集している。CH4,H2O,N2,CO2,Arなどに対するスペクトラムを計測して、他惑星の大気の状況、地殻の組成などを調べているのだ。もちろん火星などのマーズローバーのように実際にランディングできて探索ができればもっと詳しい組成がわかる。このサンプルデータと航空機離発着シミュレーションを通して「実際にランディングしてみたらどうなるか」をゲーミングにシミュレーションするのだ。人体が機外に踏み出した瞬間「うわあ」と倒れてしまうようでは系外移住シミュレーションは失敗したということになる。もちろん実際にハッチを開けたときに「私」が死んでしまう可能性は高い。ダッソーシステムズにはこのようにランディングシミュレーターを公開していく技術がすでにあるわけだし、我々だって誰しもが宇宙にいけるような産業資源が充分にあるような宇宙センターがそこらじゅうに備わっているわけではない(現在の宇宙センターを大量に作るのは環境に悪い)のだし、宇宙リテラシーを地球全部で向上させていくことを考えたら、いますぐにでもこのようなシミュレーターをどんどん公開していった方がいい。ある種の「大気バズーカ」を発動させたら地球人が住めるようになったとか、環境サイクルが(10万年で)回るようになったとか、新しい知見がどんどん入るはずだ。そうすれば「老若男女」関係なく誰しもが宇宙開発に乗り出せるし、少なくとも宇宙空間での男女差別といったものがなくなる。「男は宇宙を見て女は人を見る」といったような一昔前の教授と奥様というような構図はなくなるはずだ。