弁論主義。弁護士に依頼すること。

立証責任は原告にある。自由主義自由主義たる所以はこの弁論主義が根幹にある。しかしながら訴訟手続きというのは独特で、一般人が本人訴訟をするには訴訟法のルールを知らないと、意見を述べなかったことになったりする。そこで人は代理人を立てて訴訟を行うわけであるが、これもまた本人の命を代理人に預けるということになる。代理人はこれによって報酬を得るわけであるが、これによって法律家と一般人との間で分離が起こる。つまり法律家かそうでないか、である。法律はわれわれの言葉であり、最大の「建築物」であると言える。その言葉が使えないことは一向に不利であることは皆さんも感じていることであろう。最終的にわれわれが健全に生きていくには「誰もが法律家である」ことが最も安全であると言える。司法試験は誰でも通る試験ではないし、10年掛かったとしても受からないこともある。普通に勉強しても基本的には法科大学院に通った6年間が基準となるし、予備校などで試験対策をした者が圧倒的に有利になることもある。

嫌でもわれわれは世界に巻き込まれていく。