破産とふつうのふつう

いま衛星をもってたくさんのセスナ機を特定すれば少なくとも国家間の犯罪は防げるのではないか。だがこれを考えると、将来ゴミとなる衛星よりは、スターシップなどを飛ばして星間居住空間から、そのついでとして見たほうがはるかに経済的格差が広がらない。衛星から「おれの車がない」と見るよりは、スターシップから見たほうが、そのときすでに星間居住空間にいるため、そのとき地上にいるものと星間空間にいるものとで差がないからである。そしてなによりこれらは宇宙ゴミとはならない。これは現在国家間やとあるスペースXのような一部のものだけが保安業務をおこなうような秘密をもったり持たなかったりというような格差のないものである。なんならおれがみてあげようか、と思う人がいればいるほど国家間の争いもなくなるものである。いえば大きな洗濯機のようなものではないか。宇宙船を掲げる過程で揺らしながら昇って、そのあいだにスターシップもきれいになるというものだ。ものすごい勢いで落ちようとする水を揺らしていれば落ちないのではないか。