微分の定義

微分の定義とは「変化している」ということである。変化しているということは「なにかに変換されている」あるいは「他の変数がある」ということである。たとえば速度は距離に変換されている。つまるところ微分する(される)ということはなにか別の物理量(あるいは数学的量)に変換されているということであり、逆に言えば「変換されるものがなければ微分されない」のだ。これは弦理論であってもある空間はまたある空間につながっているという。「空間同士の微分」である。有名な例でいえば「Mirror symmetry is T-duality」というものがある。まったく違った発展をしてきた弦理論が位相解析として互いの弦世界を行き来できるということだ。解析接続としてもそうだが、私の代数系では「+」「-」「×」「÷」の演算、あるいは「4」を二桁の整数に分解した「13」「22」「31」となるような演算『4Ϛ=(13)(22)(31)』(半直積群にもならないようなマグマ演算)なども最終的には「全部繋げる」ことを目標としている。無論これを『Define once and only「4=13」』とすれば否応なしに全部繋がる。だがそこに対称性を拡張していく要素を加えていきたいのだ。数学とはとても自由で最後は全部が繋がる、すべてはこの世界を形作る要素になると思えばいつからでも自分の数学を始めていけそうな気がするのは私だけだろうか。それが『宇宙際こころ』の一助になれれば幸いでこんなに嬉しいことはない。非可換であることがすでに「何かに変換されるもの」でなければ「エントロピーの増大を招く」ということをいっているのではないか。永遠に拡張され得ることと変換されるサダメがなくてはならないことは我々のコミュニケーションの在り方を暗に示しているのではないだろうか。彼の世界は永遠に拡張され得る。その中でも非可換なものが変換される場合を持たなければならないのは暗にも陽にも「単一のものでできているわけではない」「命そのものの在り方」をあらわしているのだ。永遠の距離と。我々の命が生まれる場合と。緩やかにその場合があなたに捲られていくなら。それはあなたが心に問いかける機関が。その大地にある。ということなんだろう。パリティーの違いがあるからこそ遷移が起こるのだ。