鋼鉄製の宇宙船ではなく

知的すぎるのだ。その状態では生命は途絶えてしまう。一つの脳は電離した状態だ。理解するだけでは生きていけないのだ。「脳がある」はある意味「宇宙がある」に等しい。銀河空間や太陽系軌道と同じだ。ある種のムーブを作らなくてはいけないのだ。どこに行くかではなく、そのムーブだ。われわれの体はある意味「外側全体」なのだ。その意味でもともと「果て」はわれわれの体の一部なのだ。部分を作っても仕方ないのだ。物はすべて間に合わせかもしれないが、その「間」の大きさだ。銀河空間には何もないというが、銀河空間全体の「間」なのだ。銀河間の間でもある。ならばアンドロメダが向かってくる間の短さも利用できるはずだ。ピンチばかりではない。あるいは太陽が膨張する勢いだ。立ち竦んでいればそれは消滅を見るかもしれないが、それは「エネルギーを受け取る瞬間」でもあるのだ。それを使って移動できることもある。